空室問題を解決する4つの階段:成功への一歩を踏み出そう

大家さんにとって空室対策は、賃貸経営において最も重要な課題の一つです。管理会社からの入居者の退室の知らせや新規の入居者募集で、空室に直面した際には、適切な対策を講じることが大切です。
本記事では、空室対策の成功に向けて、カテゴリーとコンセプトの考え方を紹介します。どのような人に住んでもらいたいのか、そしてどんな生活をしてもらいたいのかを明確にすることで、効果的な対策が見えてきます。
また、成功への一歩を踏み出すためには、「行動すれば次の現実」という考え方が重要です。この考えをもとに、空室対策の具体的な階段を探っていきます。空室対策だけでなく、満室時やテナントリテンションにも目を向けながら、賢い大家さんが実践する空室対策のノウハウをご紹介します。

空室を埋めるために、カテゴリーとコンセプトに向き合う

満室経営を維持している成功大家さんは、どんなステップを踏んでいるのか。
今回からいよいよ、その具体的なステップである「4つの階段」についてお話します。

「賃貸業はサービス業」であり、カテゴリーとコンセプトによる差別化が重要ということでした。

「誰に」住んでもらうか=カテゴリー
「どんな生活」をしてもらいたいか=コンセプト

それを、まずは考えるべきなのです。
カテゴリーとコンセプトに正面から向き合って考えること。それが空室を埋める上で欠かせない、一番の基本です。では、実際にどのような階段を創っていけば良いのでしょうか。

行動を起こせば、次の一手が見えてくる

私の好きな言葉に「行動すれば次の現実」というがあります。これは、私にマーケティングを教えてくれた経営コンサルタントの石原明先生の教えです。

行動を起こせば、その先に必ず結果があります。良い結果でも、悪い結果でも、その結果に対して「次の一手」を考え、さらに行動するのです。
ある本に「色々と学んだ事柄を実際に行動に起こす人は全体の2割くらいしかいない…」と書いてありました。「良いと思ったけれどまだやっていません」では、いつまでたっても結果は出ません。

また、これも私のマーケティングの恩師である理央周先生の言葉ですが、「明日やろうは、馬鹿野郎」があります。スケジュール管理の大切さを教えてくれる言葉です。

このような教えの中から、ぜひ地主さん・家主さんに実行という行動にしていただきたいのが4つの階段です。

●階段其の壱…空室に対する対策
●階段其の弐…満室になった時にこそ考える対策
●階段其の参…テナントリテンション対策
●階段其の四…ウェイティング対策

この階段を一段一段、ゆっくりと確実に登っていきましょう。

この記事は女性専用アパート「プリマ」HPのブログから転載させていただきました。
Marusei Livingでは不動産をお持ちの皆様のためにお役に立つ情報を発信しています。お悩みやお困りのことがありましたら、Marusei Livingにご相談ください。

記事を書いた人:石川 龍明

「横濵快適住環境研究所」代表、不動産活用コンサルタント。賃貸経営で一番問題となる『空室対策』のプロフェッショナルとして、多くの地主・家主・資産家様の悩みや問題点を解決。全国でセミナーを開催するほか、リノベーションブランド『DRAGON VINTAGE』などのプロデュースを手がける。ニックネーム 龍(りゅう)さん。http://www.shin-chintai.com